ホーリークローバーは、キルギスではサインフォイン
(Sainfoin)やエスパルチェット(Esparcette)と呼ばれています。 |
キルギスはソ連時代から高原地帯で採取される蜂蜜の生産で有名な場所です。かつては日本へも年間数十トンの蜂蜜が輸出されていました。 ソ連時代の養蜂と蜂蜜の生産技術を受け継ぐ養蜂場が今も数多く残っています。
初夏・初秋に集められた蜂蜜は、屋内のクリーンルームに設置した遠心分離機によりゴミや巣のかけらと分離されます。その後、メッシュ状のこし器で細かい不純物と蜂蜜をさらに分離していきます。
数日そのままの状態にしておくと、さらに不純物が浮き上がってくるのでそれを取り除いたものを蜂蜜の原料として出荷します。
蜂の幼虫の病気の予防のために、抗生物質が利用されることがあるため、蜂蜜に抗生物質が含まれていないかを検査し、出荷します。
収穫を終えた蜂蜜の品評会で数ある養蜂場の蜂蜜の中から、厳しく味や色・成分をチェックされたものだけが、日本に送られてきます。
通常蜂蜜は瓶詰のために60度以上に加熱します。 しかし、60度以上に加熱すると蜂蜜に含まれる成分の一部が壊れてしまいます。 ホーリークローバーを瓶に入れる際には、蜂蜜の成分を壊さないように38度前後の温度で一つ一つ丁寧に瓶入れを行っています。蜂蜜は加熱をしないと粘り気が残るために、瓶入れの処理は面倒になりますが、キルギスの蜂蜜をできるだけそのままの状態で食卓にお届けできるようにしております。